山口への旅・旅で出会った人々
去年、初めて山口県に行きました。
私は東北の人間なので、なかなか向こうまでは行けないんですが、本州で唯一山口県だけが「未踏」だったんですね。
なので今回行ってみよう、と。
そこで出会った方達がとても印象的でした。
旅をしていると、まさに「一期一会」としか言えない出会いがあります。
今はSNSもあり、旅の後も繋がれますけどね。
まず、「中原温泉」オーナーのMさん。
行く前からfacebookで連絡していたんですが、遠くから来るということで、Mさんも楽しみにしてくれていました。
ちょっと峠の道の方から来てしまって。
対向車来たらヤバめな道でした。
観光農園をすぎると道沿いにあります。
周南市の山の中にある「中原温泉」。
オーナーのMさんは、本業が建築業ということで、温泉施設は全て手作り!
どっかから持ってきたという懐かしのミラーボールやら、カウンターやステージまで…
D.I.Y.感満載で素晴らしいです。
Wi-FiもOK、全機種対応の携帯充電器&台、女性限定でパジャマ無料貸出等々、かゆいとこまで手が届くような細やかなD.I.Y.サービスでした。
とにかく細やかな気配りですが、この温泉は「奉仕」で、お客さんが喜ぶことをしたいそうです。
私たちがバイクで遠くからバイクのタンデムで来たということに、Mさんはいたく感動し、ついつい話し込んでしまいました。
「元気をもらった」とMさんは言ってくれたんですが、普通なら定年退職してても良いMさん、現役でユンボ乗り回し、全て手作りでこの施設作るなんて、そっちの方がよっぽどすごいと思います。何せ「代表取締役」ですし、Mさんの方がどう見ても絶対スゴい。
むしろ元気をもらったのは私たちの方でした。
そして不思議なんですが、あまりに話しやすいので、「初めて会った気がしないな」と思ってた矢先、Mさんが「初めて会った気がしない」と言うじゃないですか。
タンデムしてた友人も「私も初めて会った気がしないんだよね〜」と、3人とも「初めてじゃない感」があったわけです。
本州の北と南(西)、土地も遠いし年齢も離れてる。初対面なのに初対面じゃない感。
こーゆー人が「魂的な部分で近い人」と言うんでしょうね。
Mさんと感覚がすごく似てました。
鉄分と炭酸成分のある泉質の温泉も最高でした。
冷鉱泉なのでボイラーで沸かしますが、「水」の方に蛇口をひねれば、そのままの温度の源泉が出てきます。
もちろん、100%かけ流し。
Mさんは温泉の質にもこだわっています。
中原温泉は1日1組限定貸切制(しかも低料金)。
大勢が入る温泉じゃなく、綺麗で新鮮な温泉に浸かってもらいたいとのこと。
Mさんはとてもクリエイティヴな方で、この温泉施設だけじゃなく、クラフト作品も作っています(売り物です)。それをお土産に頂きました。
ついでにアイスもご馳走になりました。
朝、出発する前に、ここ「中原地区」を案内するからとMさんが言ってくれたので、予定変更も旅の醍醐味と、出発日の午前中は、Mさんの案内で中原を回ることにしました。
そしてMさんの知り合いの観光農園で今度は「無農薬ブドウ」を頂いて…
私たちは宿泊客なのに、接待されているような…
中原は、とても自然の豊かなところです。
炭酸泉がまだまだ湧いてるとのことで、本当に羨ましいです。
中原温泉での「自炊飯」↓
今度行くときは(いつになるかわかりませんが)Mさん特製の「釜焼きピザ」をご馳走になろうと思います。
ありがとうございました。
またお会いしましょう!