「鬼ヶ城火口」の野湯入り、ワビサビ日本海、秋田・山形の旅4
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これ、硫化水素ガスマスク着用で、秋田八幡平「焼山」火口の温泉に入ったときなんですが、今年も秋田方面へ向かい…後ろが「鬼ヶ城火口」の湯です↓
今年1月の山形・秋田旅の続きです。
朝イチで、楽しみにしてた日帰り入浴施設の「あぽん西浜」へ。
たまらない鉄色です。
内風呂は、塩素消毒だけじゃなく循環されてる。
塩素臭がやはり。
循環されてるから鉄分が酸化し、より茶色く凄いことになってる。
成分の濃さが分かる。
塩素集が強いので、やはりかけ流しの露天風呂へリターン。
正真正銘源泉かけ流し。
こちらはヨードも含まれてる。
たまらず、味見(飲泉)。
クロマツ林の海浜に湧き出た、
海水の成分に似た食塩を含むナトリウム塩化物泉(食塩泉)だそう。
Mは心配して、お湯の加減を見にきた係の人に、「ここは源泉かけ流しですか?」なんて聞いてた。
ここは本物!と、自信持って答えてたけど。
かけ湯。
「遊楽里」に戻り、朝食。7階の展望レストラン「ラ・メール」にて。
1月2月限定の朝食付きビジネスプランが、なぜか素泊まりより安かったということで朝食付きにしたんだけど、朝食は食べ慣れてないもので…
展望レストランだけあって、後ろには鳥海山、
目の前は日本海。
本当に展望がいい。
やはり日本海は寒々、荒々しい感じ。
時期外れの平日で人も少なかったから、それがますます日本海のワビサビ感を…
でも素敵な光景だった。
朝食。
また朝から魚。ハタハタだと思う。
サラダはお代わり自由で、Mが野菜が美味しいとお代わりしてたんで、
よくそんなに食べれるねと言ったが、
ホントだった、私もお代わりしてしまった。
地場産の使ってるからか、他のものも美味しかった。
味噌汁に入ってた岩のりと、切り干し大根が特に。
温泉卵の「出汁もそんなに変な味しないでしょ(化調の味)」とM。
お代わりどうですか?と途中聞かれたけど、
現代日本、皆、食べ過ぎです。特に炭水化物が多し。
でもけっこう美味しかった。
荒々しい日本海をバックに。意外なことにコーヒーも美味しかった。
結局カフェインも『ドラッグの一種』だし、一時期バターコーヒーやって、毎日飲んでたら、不安感や緊張感が強くなって、心臓や動悸も早くなり、身体がちょっとおかしくなったんで、最近コーヒーをやめてた。
でもせっかくだからと飲んでみたら、そこらのカフェより美味しかったという。
帰り際に「ラ・メール」の受付の人に、ここらは風が強くて砂で埋もれるから、堤防みたいなものを作らないと船が出れないらしい、という話とか、朝食の魚はやっぱり「ハタハタ」だったとか、色々聞きました。
「美味しかったです」とMが言ったら、ありがとうございます、と。
そして「前にもいらっしゃいましたよね?」と言われたが、いえ、ここは初めてです。
どんな遠いところでも、私らは1度行くと、たいがい覚えられる。
京都のカフェで、一年後に行ったら「去年も来ましたよね」と、新潟の松之山温泉や青森の古遠部温泉でも、数年前に一度行ったっきりなのに、「前にも来たことありますよね、とか。
私らが覚えられやすいのか、接客・旅館業ゆえに顔覚えがいいのか。
なかなか良かった「遊楽里」。
普段こういった近代的なホテルには泊まらないけど、こーゆーホテルはいい。
温泉も良かったし、自然の中の景観もよく、さすが遊佐町唯一のホテル。
しばらく海岸線沿いを走る。
道が狭い区間はちょい怖い。
滑るし、慎重に走る。
ワビサビ街道。
この道を北に真っ直ぐ行くとすぐ、「湯の田温泉」。
今はこの酒田屋旅館しかやってないらしい。
かなり昭和レトロでノスタルジックな宿らしく、美味しい漁師料理出すということで、そのレトロ感と料理でリピーターがいるらしい。
お湯は冷鉱泉で、循環湯らしいけど。
だから宿に惹かれはするが、泊まるのはどうかな〜
ロケーション的に惹かれるもんはあるけど。
宿の目の前には線路があり、さらに昭和ノスタルジー。
日本海に沈む夕日を見たりするのが良いんでしょうね。
ここら。
こちらは廃屋になったらしき、湯の田温泉「のとや旅館」。
何とも言えない北の日本海のワビサビ感。
すっかりボロになった、これが旅館だったんでしょーか。
廃墟マニアにはたまらない光景だと思う。
滅び朽ちていくものの美しさ。
この近くに「十六羅漢」や、「夫婦岩」があるんだけど、見つけられず通り過ぎた。
伊勢の二見岩が日の出なら、こちらは岩の間から日の入りが見えるという。
ひなびた「湯の田温泉」など見たさに走った海岸沿いの道でした。
アマハゲがいるの分かる気がする。
秋田県に入ったら、若干雰囲気が変わった。
海も青くなったし、何だか分からないけど「雰囲気」が変わったのだ。
県が変わっただけで、「気」が変わるもんでしょうか。
土地を県で区切ったのは近年だと思うけど、住む人の「◯◯県民」みたいな意識が変わるんだろうか。
ほどなく秋田の道の駅「象潟ねむの丘」。
秋田のご当地ライダー「超神ネイガー」が!!
そーいや前に、震災復興の仕事やってたとき、地域復興で調べてて、ネイガー見つけて結構ウケたんだった。
日本海岸沿いの来訪神(鬼ではなかったのか?)「ナモミハギ」がモデル。
敵の怪人「カメムシ」モデル。
人気の「地産地消 ご当地ライダー」で、ナニゲにクォリティが高い。
主人公は農業に従事する青年「アキタ・ケン」。
にかほ市(旧・金浦町)大竹地区に在住。代々、百姓の家柄だった。
趣味はトレーニングで、発達した筋肉が自慢。
負けず嫌いで、正義感が強く、単純で憎めない性格である。
コメのご飯とイチジクの甘露煮が好物。祖母と二人暮らしで独身。
祖母の教えにより、たとえ敵であっても、女性には手出しできない。
変身前の素顔は常にフレームアウトしており、画面には映らない。
だじゃく組合によるカメムシ大発生作戦になすすべもない状態の秋田県で、ただ一人田を守るために戦ったことをナモミハギに認められ、
変身アイテム「豪石玉」を授かった。Wikipedia
私も子供の頃「イチジクの甘露煮」が大好物だったんですが…
私も典型的な「おばあちゃん子」なので。
超神ネイガーVSホジナシ怪人1話
秋田の有名人?
奥の細道最北の地。
明治時代に東北を回った「イザベラ・バード」は、どこまで回ったんだろう。
「ねむの丘」は、結構デカイ。
東北最大の物産館と言うだけあって…
作り物かと思った真空パックのハタハタ。
東北最大級というだけあって、けっこう欲しいものが…
まさかここでパワーストーン石屋に長居するとは思わなかった(私は石好き・鉱物好きです)。
「鳥海山の石入り」ってのが気になったんだけど、別なもんを買ってしまった。
山形の道の駅も結構、ヤバイ化粧水や石鹸置いてたけど、ここも玉川温泉と後生掛温泉のパワーの源、焼山石入りのシャンプーとか、ご当地パワー満載の商品が置いてあるわけです。
焼山といえば、2014年に、鬼ヶ城火口で硫化水素ガスマスク付けて、野湯に入りました。
それがこちら↑
奇跡の治療泉「玉川温泉」に泊まり、初「焼山」登山。
目指すは、あちらの火口。
踏み外したら落っこちそうな。
活火山なので、「叫沢」付近では死人も出てますし、有毒ガス発生してます。
じゃ〜ん♪
ドラえもんの四次元ポケットから出した感覚で↑
入れそうな場所探し。
硫化ガス。
正直、「お湯」ではありませんでした。
激熱の「温泉」は底から湧き出してるけど、何せ広いのでほぼ水。冷たい。
でも「冷鉱泉」と思えば入れないこともなく。
10/10ぐらいでしたが、季節的に、入れるにはギリ。
真っ黒な激熱湯。
冷まして入ってみたいものです。
こちらも激熱の天然温泉。
私はあの時「焼山の神様」に呼ばれたと勝手に思っているので、やはり惹かれてしまう。
他にもハーブや、マヌカハニーとかこだわりの天然成分ばかり。
オーガニックコスメの「玉川小町」もヤバそうですね。
こちらは石。
どれも惹かれる。
焼山石・玉川鉱石に、鳥海山の石。
鉱物マニアの血が騒ぐ。
ヤマメの癒し(角閃鉱)はどこの石だったか、それに十和田石。
十和田石は、石を切って…何かの作業現場でしょうか、「安全のために有刺鉄線で囲ってたら、鹿が何度も入り込んでるのを従業員が目撃」。
で、この石を砕いて風呂に入れたら温まり…という。
さすが、田舎だけに、健康関係が充実してる。
これはラーメン屋のキャラなのか、酉年だからなのか。
ここにある茶も、ブレンドが素晴らしかった。
調合がヤバイです。
「やせてごめんね」茶の成分→「やせてごめんね」→『キクイモ(葉)、ヨモギ、スギナ、桑』
「見えすぎちゃってごめんね」茶の成分→
『メグスリノキ、サツマイモ、ヤマブドウ、ヨモギ、オオバコ、クロモジ』。
しかも、オール300円。都会のメーカーならもっとボッタクってます。
やはり「心土不二」の日本のハーブ。
「雑草」は侮れないです。雑草(野草・薬草)は、日本(世界)の未来を救うとマジで思う。
ご当地ライダー達。
アラゲマルが持ってるのは「ハタハタ」よりデカイですね。
「タラバズーカ」だそう。そーいや「鱈まつり」を宣伝してたなぁ…
山形や秋田では2月あたりに「寒鱈まつり」。
大きさ的にネイガーの持ってるのがハタハタか。
「ブリコガン」だそうで。魚卵嫌いなMは「ブリコ嫌い」。
昨日の山形の賞取ったどぶろくが美味しかったんで、秋田ときたら地酒でしょ、と「古酒」も買った。
強烈な油臭というから来てみた。
塩素消毒ありだけど。
滅多にこっち来ないし。
風呂場に入った瞬間、強烈な油臭!!
モールとかの匂いではなく、完全に私が求めてた油臭!
ヤバイ。
ここは源泉が3つあるらしいけど、油臭が強烈なのは、掛け湯に使用されてる1号源泉!
打たせ湯は2号源泉。
軽く油臭はする。
洗面器に落ちるお湯が泡立ってるのが、源泉の濃さを物語っている。
内湯は、右が2号で左が3号だったか。
確か3号の方は、油臭はしなかった。定かじゃないが。
どの源泉も、濃いことは濃い。
塩気も多く、泡立ってるし。
露天。
強烈に濃いです。私好みで。
本当に「塩素消毒」がもったいない!
3号源泉、2号源泉ともに、メタケイ酸が100mg越えてるんで「美肌湯」でもあります。
秋田県は、塩素消毒にうるさいらしい。保健所の差し金。
秋田でも昔ながらの温泉、玉川とか後生掛とかの八幡平あたりや、協和温泉、北の方の共同浴場など、塩素ナシなとこもあるけど、たいがいは入ってるそうです。
これは温泉に対する冒涜。
好みのお湯だっただけに残念極まりない。
そして2017年始めの旅の最後は…
このペンギンのいる場所は……
>>続く>>