山口県の王司温泉で、記念すべき初宿泊客に。
去年の夏、山口県を回ったときの話です。
山口で色んな方と出会ったのですが「王司温泉」では、なんと記念すべき「宿再開・初宿泊客」になりました。
黄色いガードレールが印象的だった山口県
山口県には3泊の予定でした。
山口は遠いので滅多に行けないから、どこの温泉泊まろうか本当に悩んで、柚木慈生温泉、中原温泉、王司温泉に決定。
有名な「高濃度水素」温泉である「俵山温泉」にも泊まりたかったけど、日程的に無理で泣く泣くあきらめ。
王司温泉「清龍館」は、泉質が良く、地元民(&温泉マニア)に人気な隠れ家的な温泉らしいです。
温泉好きとしては行ってみなければ。
日帰り入浴のみだったんだけど、宿泊も再開するらしいという情報を聞き、電話してみたら素泊りならOKとのこと。
私たちは基本素泊りなので全然OKです。
普通に民家の中にあるってことで…
渋くて重厚感のある建物です。
けっこう素敵な部屋に案内されました。
あそこに荷物置いちゃダメですよね。荷物すぐ降ろしました。
ひなびてて、とにかくレトロ。
宿は年季が入ってますが、風情があって貴重な家屋って感じです。
この日は「定休日」だったので、私たちだけのために沸かしてくれてました。
感謝です。しかも新鮮なお湯です。
王司温泉は、放射能冷鉱泉で源泉温度29.6度、源泉そのままのかけ流し浴槽と加熱浴槽があります。
この日はチョロチョロ流れていました。
やはり源泉浴槽に長く浸かってました。
うらやましい。
夕食は道の駅で仕入れた野菜とトウモロコシ、おにぎり少々に自宅から持ってきた味噌汁。おやつにドライ梨。
私たちは菜食なんで、これでOK。
翌朝。
源泉槽を見せてもらいました。
生活用水にも使ってるみたいです。
少し汲ませていただきました。
女将さんの話では、数十年前まで宿をやっていたんだけど、しばらくやめて、日帰り入浴のみで営業していた、
女将さんの代になり、そろそろ営業再開しようかなと思っていたところに、私たちから電話がかかってきたので、これを機に宿泊も再開しようと思った、
ということだそうです。
私たちに宿再開のきっかけを貰った的なことを言ってもらえたんですが、私も個人的に新しく始めようと思ってたことがあって、この旅では、そのきっかけか何かを掴めればいいな〜なんて思ってたんです。
だから何かマッチした感がありました。
山口では前記事で紹介した「中原温泉」でも、オーナーのMさんと貴重な出会いがあって「元気もらったわ〜」みたいに言われたんですが、こちらもその「元気」を頂いてるんですね。
王司温泉でもそうです。「子供たちがやってるから」と女将さんにFacebookのことを色々聞かれたんですが、詳しい。
中原温泉のMさんも確か75歳って言ってたんですが、女将さんもそれなりなお年なのに若い!本当に若い!
気持ちも見かけもです。
肌が若いのは温泉効果もあるんでしょう。羨ましいです。
そんな元気な方たちと出会いました。
宿再開のきっかけになる初宿泊客になれて、ホント嬉しかったです。
ちなみに外国人の方や男性1人旅で、宿泊したいと言われたこともあるそうですが、色々大変なそうなのでお断りしてたそうです。
私たちが女性だったので宿泊をOKしてくれたんだそうです。
山口ではもう1人、新しくコトを起こそうとしている方と出会いました。
山口の旅では「スタート」というのがキーワードだったんです。
何かを始めようとしている人たち、もしくはもう始めて精力的に活動しているMさんなど、初めて行った土地であり、滅多に行けないんですが、貴重な出会いでした。